看護師による補完代替療法のアロマセラピー

医療を受けて補完、代替の部分の療法
補完代替療法のには様々な種類の分野があります。
それはアニマルセラピーだったり、音楽療法だったり、整体や、ヨガ、そしてアロマセラピー。
医療を受けても解決しない部分だったり、医療を受けながらも心を落ち着かせたり、痛みを和らげたり、
何かしらの不調を解決していきたい時に、自らが選んで受けるのが補完代替療法。
そのため、民間療法のくくりであり、厚生労働省が認めている西洋医学とはまた異なります。
ただ、この補完代替療法、治療目的ではないものの、やはり問題解決であったり、不調の緩和であったり、
何かしらの結果を出しているからこうして広まってきているのだと思います。
医療現場で働いていると、心因性の疼痛、ストレスからくる不調、不安感からの免疫力低下などを起こしている患者様を見ることがあります。
最近は特に新型コロナウィスルの影響で不安感が増し、過敏になっている方も多くみられます。
不安から散歩にも行かなくなった、と、体を自分で悪い方に持っていってしまう傾向もあります。
まずは何よりも免疫力を上げていくことが、どんな病にも必要で、不安は免疫力を下げてしまいます。
「病は気から」の言葉通り、気持ちをしっかりと保ってもらいたい。
痛みや苦痛を和らげるためにも、アロマテラピーを日常で使えるようになると、少しずつでも免疫力は上がってくると思います。
忙しさからパニック障害に近い状態になってしまったの大学生に会いました。
わたしはその子の採血をすることができたので、その時にアロマセラピーを勧めました。
パニックの様になった時には、イランイランやラベンダー、オレンジスィートがいいよ。
話をすると、「お母さんが持っているから使ってみます。持ってないアロマは買ってみます。」
と話してくれ、アロマの購入できるお店を紹介しました。
若い子はネットでも柔軟に購入できるので、説明すれば理解してくれます。
また、その子は薬には頼りたくない。なるべく自分の力で解決したい。という意思がありました。
ここも重要で、自分自身に解決したいという意思があるのか、否か。は大切です。
ネガティブなのかポジティブなのかでも解決方法が変わってきます。
この子の場合は急性期でしたので、この様な対応になりましたが、慢性期の患者様ではまた違った対応をしたかもしれません。
その人一人一人に合わせたアロマテラピーの使い方をしたいと思って、ワタシの補完代替療法のアロマテラピーを行なっていきたいと思っています。
慢性期の患者様には、「病みの軌跡」という看護の方向性を取り入れたアロマテラピーを行っています。
一人一人に合わせたアロマテラピー。
医療で解決はできないけど、治療ではない、サポートしていく療法がアロマテラピーの魅力です。